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お客さまインタビュー

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相馬

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相馬 さま

創立以来の一大プロジェクト。リブランディングに伴うWebサイトフルリニューアル

まずは日本医専さまのご紹介をお願いします。

日本医専は、柔道整復師と鍼灸師の国家資格取得を目指す専門学校です。大きな特徴は、全学生の約8割が社会人からの「学び直し」である点です。例えば、システムエンジニアや運送業など、まったく異なる業界からキャリアチェンジを目指す方々が、自身の怪我の経験などをきっかけに「人を助ける仕事がしたい」と入学されます。社会人の方が学びやすい環境づくりや、既にお持ちのスキルにプラスアルファとなるような価値の提供を重視しています。

今回、日本医専さまのWebサイトを制作させていただきました。リニューアルの背景を教えてください。

創立20周年を機に、学校全体でリブランディングを行うことになったのがきっかけです。今後の人口減少社会を見据え、これまでのように待っているだけでは学生は集まりません。そこで、「人の未来を、すこやかに。」という新たなタグラインを策定し、長年親しまれてきた「日本医専」という呼び名を正式な校名に変更しました。ロゴやスクールカラーも一新する、まさに創立以来の一大プロジェクトでした。

今回、ジーピーオンラインさんにお願いしたWebサイトのリニューアルは、まさにリブランディングの中核をなすものでした。

豊富な情報量がゆえの課題。ユーザーに価値が届くサイトを目指して

以前のWebサイトには、どのような課題があったのでしょうか?

長年の運用でコンテンツが非常に豊富になる一方、サイトの構造が複雑化しており、ユーザーが必要な情報を見つけにくいという課題がありました。本校の魅力がストレートに伝わるよう、ユーザービリティを抜本的に改善する必要性を感じていました。リニューアル前のフッター情報

※リニューアル前のフッター情報

プロジェクト担当に任命された当初は、率直にどう思われましたか?

「やるべきことが多くて大変そうだ」というのが正直な気持ちです(笑)。リブランディングによってロゴやスクールカラー、デザインコンセプトも変わります。コンセプトやデザインがまだ固まりきらないうちからWebサイトの制作がスタートし、すべてが同時進行でした。Webサイトの公開は3月末と決まっていたので、タイトなスケジュールの中で本当に間に合うのか、不安も大きかったです。

もう一つの悩みは、ターゲットのジレンマでした。在校生の多くは社会人ですが、これからは高校生からの応募も増えるように力を入れていきたいと考えていました。社会人と高校生、どちらの視点も両立させるためには、Webサイトでどう表現すべきか悩む場面も多々ありました。
最終的には、ジーピーオンラインさんと議論を重ねた結果、「ターゲットに合わせたサイトを目指すよりも、『日本医専がどんな学校か』という本質的な価値を伝えよう」という方向性に決まりました。  

タイトなスケジュールでも寄り添ってくれ、二人三脚で作り上げていった

ジーピーオンラインとのプロジェクト進行はいかがでしたか?

まず驚いたのはプロジェクトに関わってくださる人数の多さでした。「プロデューサー、ディレクター、デザイナー、エンジニアなど、こんなに大勢の方々が私たちのためにチームを組んでくれるのか」と、非常に心強く感じました。

プロジェクトの進行中、校内の事情でスケジュールがタイトになったり、直前の仕様変更をお願いしたりする場面が何度かありました。そのたびにジーピーオンラインさんは柔軟にスケジュールを組み直し、公開に向けた優先順位を整理してくれました。Webサイトの大規模なリニューアルは初めての経験でしたが、「こういう風に進めていけばいいんだ」と、常に安心感を与えながら先導してくれたのが印象的です。

制作の進行で、特に印象に残っているエピソードはありますか?

タイトなスケジュールで進行する中で、急な修正などの相談も少なくありませんでした。それでも嫌な顔一つせず、「では、要望を一度スプレッドシートにまとめてみましょうか」と、私たちの考えを整理するところから手伝ってくれたんです。

私たちの要望に対し、ユーザービリティの観点からプロとしてのアドバイスをくれつつ、「こうしたい」という想いを汲んでページ構成に落とし込んでくれました。特に本校のような専門性の高い学校のカリキュラムは難解だったはずですが、ジーピーオンラインの皆さんはそれを深く理解しようと努め、既存サイトからコンテンツを丁寧に拾い集めてくれました。

コミュニケーションについても、チャットツールを活用し、非常にスムーズに進めることができました。私たちが土日のオープンキャンパスで不在にしがちなのを考慮して連絡をくれるなど、細やかな配慮もありがたかったですね。ジーピーオンラインさんからは的確なリマインドをいただいて本当に助かりました。

制作進行において意識していたことはありますか?

ユーザビリティに関わる部分など、プロの知見が必要な箇所は基本的にお任せしていましたが、「どこを強みにしたいか」「こういう学生さんがいるから、これを伝えたい」など、自分たちのやりたいことは明確にして要望はお伝えするようにしていました。プロの意見を頼りにしつつ、自分たちの意見もしっかりと持つ。まさに二人三脚で、一緒に作り上げていく感覚でした。

コンセプトを体現したモダンなデザイン。幅広い年齢層に受け入れられるサイトが完成

完成したWebサイトをご覧になった感想をお聞かせください。

リブランディングで掲げたコンセプトや新しいロゴのイメージが、サイトの隅々にまで流れるようにデザインされていて、まさにコンセプト通りのサイトができたと感じています。

個人的に、特に気に入っているのはトップページです。旧サイトでは情報を詰め込みすぎていましたが、新サイトでは「日本医専とは」という根幹から始まり、「学びの特徴」「学科紹介」「オープンキャンパス・イベント」と、ユーザーが知りたいであろう順番で情報が構成されていて、本校の魅力が直感的に伝わるようになりました。

公開後の反響や効果はいかがですか?

当初懸念していたように、高校生から「社会人向けの学校」と見られることもなく、高校生から社会人まで、幅広い年齢層のユーザーにとって見やすいサイトになったと感じています。無事に公開でき、今は本当にホッとしています。

学内の教職員や学生からも「現代的なサイトになった」「洗練されていて見やすい」といった声が上がっています。ボタン一つのデザインをとっても、視認性やクリックのしやすさなど、細部までこだわって作られているのが伝わってきて、非常に好評です。

今後のWebサイトに、どのような役割を期待しますか?

今回のリニューアルは、リブランディングの第一歩が完成した段階です。今後は、さらにコンテンツをブラッシュアップしていきたいと考えています。

例えば、昨年から導入したオンデマンド授業は、座学をオンラインで学べる本校の革新的な取り組みです。他校の先進的な取り組みなども参考に、こうした新しい学びの形をWebサイトで積極的に発信し、通信制高校の生徒など、より多様な層にアプローチしていきたいです。

Webサイト制作で悩むなら、まずは「どうしたいか」をぶつけてみてほしい

最後に、Webサイト制作を検討している企業や学校へメッセージをお願いします。

自分たちが「最終的にどうしたいのか」「Webサイトで何を伝えたいのか」をまとめておくことは、もちろん重要です。ですが、最初から完璧に整理されている必要はないと思います。

ジーピーオンラインさんは、たとえ漠然とした要望であっても、それを真摯に受け止め、プロの視点で「どうすれば実現できるか」を一緒に考えてくれるパートナーです。「こんなことをお願いしてもいいのだろうか?」とためらう前に、まずはその想いをありのままぶつけてみることをお勧めします。必ず期待以上の答えを返してくれますよ。

 

ライター

編集後記

プロジェクトを振り返りながら、「たくさん無茶振りをしましたよね」と苦笑していた相馬さま。ですが、ジーピーオンラインのメンバーからは「やりたいことが明確で、ユーザービリティに関する意見などを聞き入れていただけたので、進行しにくいということはなかった」という声も。それぞれのミッションや役割に向き合うことから生まれる、強い信頼関係が印象的なプロジェクトでした。

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