アクセス解析の資格6つ|資格が役立つのはどんなとき?

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アクセス解析の資格6つ|資格が役立つのはどんなとき?

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アクセス解析の資格6つ|資格が役立つのはどんなとき?

こんにちは、ジーピーオンラインのおおしろです!

アクセス解析に関わる資格には、実にさまざまなものがあります。Webマーケティングやネットそのものの知識を広げるために、また安心して業務に携わるために、資格を取得したい…と考えている人は多いでしょう。実際に資格を取得しておけば、Webに関する知識を持っている人として信頼を高められるだけでなく、就職・転職の際にも役立ちます。そこで今回は、アクセス解析の資格を紹介していきます。

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アクセス解析の資格が役立つシーン

アクセス解析のスペシャリストであることを示す資格は、Web業務を効率的におこなううえで役立ちます。アクセス解析に関連した資格は、Webマーケティング、アクセス解析ツールの使用法などの知識をしっかりと持っていること、それを実務に活かせることの証明になります。そのためWeb担当者として、Webサイト運営を滞りなくおこなうこと、実際にWebサイトから問い合わせや資料請求、サービス成約につなげることなどの成果を出したいときなどには、資格を持っておくと周囲から信頼を得やすくなるでしょう。

Webマーケティングに関する知識・経験は、資格を持っているという事実を示すことで、社内外での能力のわかりやすさにつながります。特にWebに関する知識は、IT化が進む昨今でも、まだまだ十分に持っている人材は少ないのが実情です。IT関係でない業種の企業でWeb集客強化を実施する場合などは、なおさら知識・経験豊富な人材が不足していることが考えられるため、アクセス解析の資格を取得していると示せられれば周囲から信頼されやすくなるでしょう。

主なアクセス解析の資格としては、以下の6つの資格があげられます。アクセス解析に関連する資格取得を目指す際には、これらの資格にまず目を向けていきましょう。

  • Webアナリスト検定
  • ウェブ解析士認定講座
  • ネットマーケティング検定
  • GAIQ
  • IMA検定
  • マーケティング・ビジネス実務検定

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定は、アクセス解析のデータやネットにおける市場の動向、トレンド、Webマーケティングのコツや基礎知識などの情報を把握し、成果につなげることを目的とする資格です。Webアナリスト検定の資格取得に向けて知識をつければ、資格取得とともにWebマーケティングに欠かせない豊富な知識を身につけることができ、実際に自社のWeb経由での売上アップに貢献できる可能性が高まります。

講義の中では、より実践的なポイントを学ぶために、Googleアナリティクスを使用したマーケティングの方法や具体的な操作の仕方などを勉強することができます。Googleアナリティクスは多くの企業が使用する代表的なアクセス解析ツールのため、基礎知識や活用方法を身につけておくことに越したことはありません。

Webアナリスト検定は、以下のような人に向いている資格といえます。

  • アクセス解析やWebマーケティングの基礎を学びたい
  • Googleアナリティクスの活用方法を知りたい
  • 短い時間でアクセス解析に関する知識をつけたい

3つ目の「短い時間で~」というポイントがあげられるのは、Webアナリスト検定は短い受講時間(2日ほど)で資格取得が可能なためです。実務の傍らで資格取得を目指したい人にもおすすめの資格といえるでしょう。

試験概要

Webアナリスト検定の資格取得を目指すなら、以下の要項をチェックしておきましょう。

                                                     
受験料 22,325円
※開催場所などにより異なる
受験資格 特になし
受験級 特になし
合格率 80%程度
受験方法 5時間の講義を受講後に受験
試験日 随時開催
試験時間 80分

アクセス解析について基礎知識を学びたいという人にはぴったりの資格になります。講義ではGoogleアナリティクスの画面を用いて解説がおこなわれるため、実践しやすく、いきなりWeb担当者を任されてしまい困っているという人には非常に向いているといえるでしょう。Googleアナリティクスの基本的な使い方から、Webマーケティング、データマネジメントの手法まで細かく勉強することが可能です。

難易度

Webアナリスト検定は、受験した人の8割が合格するほどの難易度です。実際に講座を受講したうえでの試験になるため、基本的には受講内容をしっかりと把握し理解していれば、十分合格できる検定といえるでしょう。

前項でも触れたように基礎からWebマーケティングの応用まで幅広く学ぶことができますが、講座自体は合計で5時間ほどのため、どちらかといえば基礎知識をつけたい初心者向けの資格にあたります。合格率は8割ほどなのでそこまで心配する必要はありませんが、受講料を支払った後にテキストが配布されるため、受講する前に一度目を通しておくとより安心できるでしょう。

ウェブ解析士認定講座

ウェブ解析士認定講座

ウェブ解析士認定講座は、主にWebマーケティングに特化したうえで、体系的に知識をつけられるアクセス解析関連資格の一つです。3万人以上もの人が受講する人気の講座であり、Webマーケティングに関して学びたいのであればぜひ受講しておきたい講座の一つといえるでしょう。ウェブ解析士、上級ウェブ解析士、解析士マスターの3段階の受験級があります。

試験概要

ウェブ解析士認定講座を受講する際には、以下の概要をチェックしておきましょう。

                                                     
受験料

・ウェブ解析士
講座11,000円
試験18,700円
テキスト4,400円

・上級ウェブ解析士
88,000円(講座・試験費用すべて込み)

・解析士マスター
324,000円
受験資格 特になし
受験級 ウェブ解析士
上級ウェブ解析士
解析士マスター
合格率 ウェブ解析士50~60%
上級ウェブ解析士80%
解析士マスター40~50%
受験方法 講座を受講→試験
試験日 毎月随時開催
試験時間 ウェブ解析士のみ60分

ウェブ解析士はWebマーケティングにおける実務的な知識を学べるのがポイントになっています。アクセス解析に関する用語やレポートの作成方法などを身につけることができ、最上位の解析士マスターを取得すれば、Webマーケティングのスペシャリストとして指導をおこなうことも可能です。

難易度

ウェブ解析士認定講座には、以下のように3つの受験級があります。

  • ウェブ解析士(合格率50~60%)
  • 上級ウェブ解析士(合格率80%)
  • 解析士マスター(合格率40~50%)

最初はウェブ解析士の受講・受験から始まり、さらなるスキルアップを望む場合は、上級ウェブ解析士、解析士マスターの受験をしていく流れです。60分の試験実施があるのはウェブ解析士のみで、それよりも上の級位はレポートの提出が必要となります。

より実務的なことを学べる資格になるため、前項のWebアナリスト検定と比べると合格率が低いのが特徴です。Webに関する知識がほとんどない初心者の場合は、早い段階で毎日テキストを読み込む習慣をつけ、試験に備えることが重要となります。

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定は、ネットにおけるマーケティングの基礎知識、応用のポイントなどを学べる検定です。また、単純なネットマーケティング知識だけでなく、ファシリテート能力やWebブランディング能力、その他情報セキュリティに関する知識も身につけることができるため、Web担当者として知識を広げたい人におすすめの資格です。Web担当者として知識が不足している部分があり、対応に困ったときなどは、受講することでWebに関する知識を多角的に広げられる可能性があります。

試験概要

ネットマーケティング検定を受験する際には、以下の概要をチェックしておきましょう。

                                                     
受験料 6,000円
受験資格 特になし
受験級 特になし
合格率 70%
受験方法 リモートWebテストでの受験
試験日 8月上旬、2月中旬
試験時間 80分

ネットマーケティング検定では、アクセス解析ツールの活用方法から情報セキュリティの基礎知識、セキュリティ強化ポイント、ネットマーケティングに関する実践的な手法などが幅広く出題されるため、Webそのものの知識を広げ、ネットマーケティングの実践につなげていくことが重要な目的と考えられます。

難易度

ネットマーケティング検定は70%ほどの合格率ですが、出題範囲が広く、Webそのものの基礎知識が幅広く求められる傾向にあります。しかし15時間ほどの勉強で合格が可能とのアナウンスがあるため、難易度はそこまで高くないことがわかります。ネットやネットマーケティングに関する知識をあらかじめおさらいしておけば、基本的に問題なく合格できるでしょう。ただし、それでもネットに関して知識が少なくIT関連のことに疎い初心者は、念のため多めに勉強時間は取っておいた方がよいでしょう。

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

GAIQとは、Google社が公式に提供している資格です。Googleアナリティクスを活用することを目的とした資格になるため、Googleアナリティクスの使い方をしっかりと覚えたい人にはおすすめの資格です。メリットとして大きいのは、Web上で受講・受験ができ、さらには費用もかからず無料で資格取得が可能になっているというポイントです。

Googleアナリティクスの使い方やWebマーケティングに関する知識を高めるにあたって、気軽に勉強できる環境が欲しいと感じている人に適した資格になるでしょう。

試験概要

GAIQの資格取得の際には、以下の要項をチェックしておきましょう。

                                                     
受験料 無料
受験資格 特になし
受験級 特になし
合格率 データなし
受験方法 オンライン受講・受験
試験日 随時開催
試験時間 90分

GAIQは、アナリティクスアカデミーという学習ツールを使うことで、アナリティクスの使い方や実践における知識の習得が可能です。もちろんこの学習ツールも無料で利用でき、受講から受験まで無料なのが嬉しいポイントになります。内容は主にGoogleアナリティクスの使用方法やWebマーケティングにおけるアクセス解析の活用方法です。Googleアナリティクスに対する習熟度アップにつながる資格試験になるでしょう。

難易度

GAIQの合格率はデータがなく非公開となっているため、どの程度の人が試験に合格できているのかは不明です。しかし全部で70問ある試験を受けた際には、80%正解で合格を判定されるため、あらかじめGoogleアナリティクスやWebマーケティングの知識を増やしておく必要があるといえるでしょう。ほとんど事前の準備をしていない状態では、試験をパスできる可能性は低いといえます。

GAIQ受験の際にはオンラインで、アナリティクスアカデミーという学習ツールを利用することができます。基本的には学習ツールで学んだことをベースにして出題されるため、初心者はまずアナリティクスアカデミーで徹底的に勉強することが望ましいでしょう。また、実務を通してGoogleアナリティクスに触れて勉強することも心がけながら、事前の勉強で知識を充実させておくことが大切です。

IMA検定

IMA検定

IMA検定は、ネットマーケティングの基礎や実践的なノウハウを学べる資格にあたります。アクセス解析ツールの使い方だけでなく、どのようにデータを分析していくのか、広告の運用方法など、ネットマーケティングに関する奥深い知識を増やしていけるのがポイントです。

StandardコースとProfessionalコースの2つのコースがあり、初心者はやはりStandardコースの受験が望ましいでしょう。Standardコースではネットマーケティングの基礎を、Professionalコースではより専門的で踏み込んだ内容が多いのが特徴的です。(2021年3月現在はStandardコースのみ受付で、Professionalコースは準備中とのこと)

試験概要

IMA検定は以下の通りの要項となっているため、受講の際には必ず確認しておきましょう。

                                                     
受験料 Standard19,800円
Professional19,800円
※いずれも認定料が別途5,500円必要
受験資格 特になし
受験級 Standardコース Professionalコース
合格率 データなし
受験方法 講義→レポート提出→試験
試験日 随時開催
試験時間 150分

より実践的なネットマーケティングの知識が学べるという点に重きを置いているため、IMA検定は、受講からレポート提出を経て、試験に挑むのが特徴となっています。そのため単純に学んだことを暗記するのみではなく、しっかりと知識を応用できるという意味では、資格取得後も実務につなげやすいのがポイントとなっています。

難易度

現在はStandardコースのみの受付となっているIMA検定は、残念ながら合格率に関するデータはありませんでした。ただ、レポート提出を経て試験に臨むという特徴があるため、しっかりと講義を受講し、レポートを提出したうえで試験に挑戦すれば、不合格となる確率は大幅に下がると考えてよいでしょう。また、試験の際には資料の持ち込みやネット検索がOKとされているため、基礎的なことを把握していれば安心して試験に挑むことができます。

IMA検定に初心者が合格するためには、講義をしっかりと受講し、適度に予習と復習を繰り返すことが重要です。IMA検定は就職・転職支援もおこなっているため、資格取得を就職・転職活動に活かしたいときにも取得はおすすめです。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、幅広くマーケティング知識を広げていく際に役立つ資格です。そのためWebマーケティングの専門的な資格ではありませんが、Webマーケティングも含めて、ビジネスにおけるマーケティングの基礎知識、実用のポイントなどを理解していきたい人にはおすすめの資格といえるでしょう。

実際に、受講する人はIT関連の業種に限らず、サービス業や製造業などさまざまです。ビジネスにおけるマーケティングの知識を総合的に養うことのできる資格として、注目しておきましょう。

試験概要

マーケティング・ビジネス実務検定を受講する際には、以下の要項を見ておきましょう。

                                                     
受験料 A級12,760円
B級7,480円
C級6,270円
受験資格 特になし
受験級 A級
B級
C級
合格率 データなし
受験方法 Web試験
試験日 随時開催
試験時間 A級3時間10分
B級2時間45分
C級2時間15分

マーケティング・ビジネス実務検定はA級からC級まで3段階の受験級があり、A級はマーケティング戦略ができるレベル、B級はマーケティング業務の運営ができるレベル、C級はマーケティングに関する基礎知識があるレベルが目安となっています。この中にはWebマーケティングの知識も含まれ、最難関のA級に合格すると、IMASSA認定マーケティング実務士の資格を取得することができるのもポイントです。(IMASSAは国際実務マーケティング協会の英語表記「International Marketing Skill Standardizing Association」)

難易度

合格率のデータはありませんが、マーケティング全般の知識が求められるため、当然ながらWebマーケティングに関する知識と経験のみでは、試験突破は難しくなるでしょう。しかしC級はそこまで高い難易度ではなく、公式のテキストや過去問を見て、1ヶ月ほど前から勉強を重ねていけば、基本的に合格できる難易度といえます。Webマーケティングに限らず、マーケティング全般の知識を増やしていきたいときにはおすすめの資格です。

まとめ

アクセス解析に関する知識・経験を広げるためには、資格取得を視野に入れることも重要です。資格取得の際には講座を受講することになることも多いため、自然とWebマーケティングやGoogleアナリティクスの使い方などに関して、知識を広げていけます。実務だけでなく就職・転職の際にも役立つため、今後使える資格として、アクセス解析に関する資格取得はぜひ検討していきましょう。

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この記事の著者
おおしろ

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Webサイトの解析や広告運用など、Webマーケティングに関する記事を執筆していきます。

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