社員が読みたいWeb社内報のコンテンツ|作成のコツとアイデアまとめ

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社員が読みたいWeb社内報のコンテンツ|作成のコツとアイデアまとめ

こんにちは、ジーピーオンラインのさえです!

従業員エンゲージメントを高めるツールとして利用される社内報ですが、この数年でWeb社内報への移行が急速に進んでいます。速報性の高さや、コメント機能・「いいね」機能を通して読み手の感想を受け取れて双方向性が上がることなどが紙社内報と比較した際のメリットとして挙げられ、このような特性に応じたコンテンツづくりも可能となります。
この記事ではWeb社内報のコンテンツの種類や作成のコツ、アイデアをご紹介します。

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社内報とは

従業員数の多い企業や拠点が複数に分かれている企業では、一緒に働く社員以外のことを知る機会は少なくなってしまいます。そうしたコミュニケーション不足や情報共有不足を解消する施策として活用されてきたのが社内報です

長く紙媒体の社内報が中心となっていましたが、リモートワークの普及などによりWeb社内報を運用する企業も増え、イントラネットで社員だけが閲覧できるものの他に、誰でもアクセスできるオープン社内報なども増えています。見せ方としては、紙社内報を電子化したような見開きで読むものや、ブログ形式のものなどがあります。

社内報という共通のツールにアクセスすることで、アクセス権のある人全員が公平に情報を得ることができます。社員・社員の家族・役員・株主など、指定したステークホルダーに発信できるハブとしての役割をもつのが社内報です。

社内報の目的

企業が社内報を運用する目的の前提としてあるのが、「企業のより強い組織への成長」です。それをさらに細分化すると以下のような5つの目的があげられます。目的を達成するためには、設定した目的に合ったコンテンツを企画する必要があります。

  • 社内の現状などの情報共有
  • 従業員のモチベーション維持・向上
  • 従業員の仲間意識・帰属意識の向上
  • 経営理念・ビジョンの理解促進、浸透
  • 従業員教育

【関連記事】社内報の目的とは?意味のある社内報を作るポイント

定番のWeb社内報コンテンツ

定番のWeb社内報コンテンツ

社内報を運用する目的や自社の解決したい課題を踏まえながら、ふさわしいコンテンツの内容を企画していきます。ここでは定番のコンテンツを8つ紹介します。

  • 経営陣インタビュー
  • 社員インタビュー
  • お知らせ
  • 取り組み・活動報告
  • 実績紹介
  • 新製品・サービス紹介
  • お役立ち情報
  • 小ネタ(箸休め)コンテンツ

経営陣インタビュー

経営陣インタビューでは、普段直接話す機会の少ない経営陣の考え方やこれまでのキャリアを紹介することで、より会社を身近に感じてもらうことができます。また、経営理念や今後のビジョンなどを紹介することで、従業員の理解促進や理念浸透もねらえます。

社員インタビュー

キャリアパスの例となる社員や、行動規範となるような活躍している社員に登場してもらうインタビューなどが挙げられます。もし社内でMVPなどの制度があれば、受賞者にインタビューすることで、どういう行動をすれば表彰されるのかが分かり、社員のモチベーションアップも期待できます。また、可能な範囲で休日の過ごし方やハマっているものなど、業務からは見えない一面も交えることで親近感も抱いてもらえるかもしれません。

お知らせ

社内行事のインフォメーションや開催後レポート、制度改正のお知らせなどを掲載します。社内報は社員全員がアクセスするのでこうした案内も周知する場として活用することができます。また、Web社内報の場合はどこからでも見ることができるので、外出先や通勤時にも確認できて便利です。

取り組み・活動報告

他部署の活動は見えにくいものなので、取り組みや活動を掲載することで相互理解を促進します。掲載された部署の社員はモチベーションアップや帰属意識の向上につながる可能性があります。また、掲載を見た他部署の社員は、そこから刺激を受ければモチベーションが向上するかもしれません。普段はサポート役に徹しているような部署も取り上げることで、さまざまな部署があるおかげで経営が成り立っていることを理解してもらえるきっかけにもなります。

実績紹介

直近の製品・サービスの導入実績を公表します。達成感を社内で分かち合えるだけでなく、成功事例を学ぶことで全社員が知識を吸収できるほか、モチベーションアップにもつながります。自社の製品やサービスが役に立っていることを知ると、社会に貢献できていることを実感する社員もいるかもしれません。

新製品・サービス紹介

新しく販売が開始される製品やサービスの情報を紹介します。なぜ開発に至ったのか、どんなユーザーをターゲットにしているかなどから詳しく伝えることで製品・サービスへの理解が深まるだけでなく、顧客からの質問に答えられるようになったり、マーケティングの考え方が身に付いたりすることが期待できます。

お役立ち情報

従業員の教育につながりそうな知識を掲載します。業務の効率化が図れそうな小技や高評価な書籍などのほか、リモートワーク環境の整え方、海外展開している企業の場合は外国文化やよく使うフレーズ、挨拶など、コミュニケーションをとる時に役立つ情報などが挙げられます。

小ネタ(箸休め)コンテンツ

コンテンツは目的ありきで企画するのがおすすめですが、すべて真面目なトピックだと堅苦しく感じられてしまう可能性があります。そこで、気軽に読める箸休めコンテンツを用意します。具体的には、社員の格言・名言、デスクでできるストレッチ方法などの健康にまつわる小ネタ、オフィス周辺のおすすめランチなどです。

読まれるコンテンツづくりのポイント

読まれるコンテンツづくりのポイント

社内報は従業員エンゲージメントを高める大切なツールです。せっかくのコンテンツも社員が読みたくなるような魅力的なものでなければ、その効果を発揮することはできません。

例えば、Web社内報は紙媒体と比較した際に誌面による制限がない場合が多く、いくらでも長い文章を掲載することができてしまいます。しかし、社員が移動中や休憩時間、業務の合間の息抜きなどで目を通すことを考えると、長すぎる記事は負担になってしまいます。したがって、簡潔にまとめるところはまとめて、隙間時間で楽しめるような工夫も必要となってきます
上記以外にも、次に挙げるポイントに注意しながら、客観的な視点で企画を作り上げることを心がけましょう。

  • 目的やターゲットのニーズと合った内容になっているか
  • 読み手と目線を合わせた語り口調になっているか
  • 登場する人が一部の従業員に偏っていないか
  • リアリティがあるか(編集しすぎていないか)
  • 自分ごと化できるような見せ方になっているか
  • テーマがいつも同じになっていないか(飽きないか)
  • 気軽に読めるテーマも用意しているか

Web社内報のコンテンツ事例

それでは具体的にコンテンツの事例を3例紹介していきます。

パーソルホールディングス株式会社

Web社内報「ツナぐ」で連載されているコンテンツ「はたらくスケッチ」が、「社内報アワード2021」のWeb/アプリ社内報部門 企画単体でゴールド賞受賞を受賞しています。このコンテンツは、従業員が登場し、仕事に対する想いを語るコンテンツです。入社後のエピソードだけでなく、幼少期のエピソードなども織り交ぜながら一人称でストーリーが展開され、読後感のよい編集となっています。
URL:https://c.logosware.com/bookshelf/html/index.html?u=z5652j&d=463

また、「はたらくスケッチ」コンテンツ以外にも、同部門で「VOL.19 特集:一人ひとりの新しい日常」がシルバー賞を、「Vol.17 特集:パーソルグループとSDGs」がブロンズ賞を受賞しています。
<参照サイト:https://www.persol-group.co.jp/news/20211008_8947/>

LINE Fukuoka株式会社

Web社内報「LINE Fukuoka Press」に掲載されたコンテンツ「LINE Fukuokaの7年とこれからを語ろう」が「社内報アワード2021」のWeb/アプリ社内報部門 企画単体でシルバー賞を受賞しています。このコンテンツは、7周年のタイミングで全7回で連載されたインタビューコンテンツで、企画の目的は以下のように紹介されています。

「7年の積み上げで、LINE Fukuokaの各組織がどれだけ進化したか」を伝えることで、「これまでも先がわからない中、挑戦を続けてきたことで拓かれた未来が今である」とメッセージすることを目的に、設立7年間の軌跡をブログでまとめる本プロジェクトを始動しました。

URL:https://linefukuoka.blog.jp/

グリー株式会社

Web社内報「6 deGREEs」のコンテンツ「Management Voice シリーズ」が「社内報アワード2021」Web/アプリ社内報部門 企画単体でブロンズ賞を受賞しています。
このコンテンツは、事業や個人のことをグループのマネジメント陣に聞いていくインタビューコンテンツです。
立ち上げの目的は以下のように紹介されています。

「6 deGREEs」は、グリーグループで働く従業員の「真剣」な姿を多くの方に知ってもらうべく誕生したグリーの公式オウンドメディアです。「グリーグループは真剣である。」をテーマに、6つのカテゴリーで記事を執筆しています。
2021年1月にリリースされ、グリーグループの良さ、魅力、考えなどを経営陣や従業員を通じて社内、社外へ発信しています。

また、同アワードの媒体単体としてはゴールド賞を受賞しています。
URL:https://corp.gree.net/jp/ja/6degrees/

【関連記事】参考にしたいWeb社内報の成功事例|読まれるメディア作りのコツ

Web社内報のコンテンツは目的で決まる

  • 経営陣インタビュー
  • 社員インタビュー
  • お知らせ
  • 取り組み・活動報告
  • 実績紹介
  • 新製品・サービス紹介
  • お役立ち情報
  • 小ネタ(箸休め)コンテンツ

など、Web社内報にも定番のコンテンツがあります。
しかし、ありきたりな切り口では社員に読みたいと思ってもらえるような魅力的なコンテンツにはなりません。企画・編集の立場であっても、読み手が求めている情報か、読みやすい形で発信しているかなど、客観的な視点はもつように心がけてみてください

また、ジーピーオンラインではWeb社内報パッケージを販売しております。

  • デザインやレイアウトにもこだわりたい
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  • オリジナル機能も追加していきたい
  • 閲覧状況を分析しながら運用していきたい

などのお悩みをお持ちの担当者さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください!
【導入実績】積水ハウス株式会社 Web社内報の制作実績・お客さまインタビュー
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この記事の著者
さえ

WRITERさえ Webマーケーター

制作会社で営業・Web広告運用を経験したのち、2019年にジーピーオンライン入社。SEOやアクセス解析を中心に知識やノウハウを発信していきます。

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