検索意図の重要性・考え方を徹底解説【便利なツール5選も紹介】

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検索意図の重要性・考え方を徹底解説【便利なツール5選も紹介】

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検索意図の重要性・考え方を徹底解説【便利なツール5選も紹介】

こんにちは、ジーピーオンラインのケンです!

SEOはより多くWebサイトへのトラフィックを獲得するための取り組みのひとつです。SEOを強化して、検索エンジンの上位に表示されるコンテンツを作成するには「検索意図」を理解する必要があります。

上位表示を獲得するためのコンテンツを作成する上で、
「検索意図とはなにか知りたい」
「検索意図を理解する方法が知りたい」
「検索意図をコンテンツに反映させる方法が知りたい」
上記のような課題が生じるかと思います。

本記事では、企業のWebコンテンツ運用担当者さまへ向けて検索意図の定義や考え方、コンテンツへの反映方法を解説します。

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検索意図とは

例えば、「男性 体脂肪率」と検索したユーザーがいるとします。ユーザーの知りたい情報は「男性の標準的な体脂肪率は何%か」であると推測されます。しかし、知りたい情報はそれだけではなく、背景には「自分は体脂肪率が高いのではないか」、「体脂肪率を下げたい」といった動機があることが多いでしょう。

この場合、検索に対して返すべき情報は「男性の標準的な体脂肪率」だけでは不足している可能性が高く、何%から健康に悪影響がでるのか、体脂肪率を下げるにはどうすれば良いのかまで提供するのが理想ではないかと考えられます。

このように、検索キーワードの背景にある目的を検索意図、もしくは検索インテントと呼びます。

検索意図の種類

検索意図には下記4つの種類があります。各検索意図の詳細についてご紹介します。

  • KNOWクエリ
  • GOクエリ
  • DOクエリ
  • BUYクエリ

KNOWクエリ

KNOWクエリはユーザーが特定の情報を知りたいときの検索意図です。KNOWクエリの例は下記の通りです。

                                                      
キーワード 検索意図
検索意図とは 検索意図とは何か知りたい
日本の歴史 日本の歴史について知りたい
猫 種類 猫の種類を知りたい

GOクエリ

GOクエリは特定のサイトに行きたい場合の検索意図です。

                                                      
キーワード 検索意図
Facebook ログイン Facebookのログインページに行きたい
YouTube YouTubeのホームページに行きたい
株式会社ジーピーオンライン 株式会社ジーピーオンラインのホームページに行きたい

DOクエリ

DOクエリは、ユーザーが何かアクションをしたいときの検索意図です。DOクエリの例は下記の通りです。

                                                      
キーワード 検索意図
LINE ダウンロード LINEをダウンロードしたい
ハンバーグ 作り方 ハンバーグを作りたい
セルフカット 自分で髪を切りたい

BUYクエリ

BUYクエリはユーザーが商品を購入したいときの検索意図です。BUYクエリの例は下記の通りです。

                                                      
キーワード 検索意図
パジャマ 通販 通販でパジャマを購入したい
父の日 プレゼント 父の日のプレゼントを購入したい
カメラ 3万円以下 3万円以下のカメラが欲しい

検索意図の重要性

なぜ、検索エンジンで上位表示を獲得するために検索意図が必要なのか、重要性について解説します。

検索意図を反映したコンテンツはGoogleに評価されやすい

重要性の1つ目は、検索意図を反映したコンテンツはGoogleに評価されやすい点にあります。Googleは、検索エンジンを利用するユーザーに対して「優れた検索体験」の提供を目的にしています。そのため、検索意図がしっかり反映されたコンテンツであれば、上位表示する可能性があるということです。基本的に「検索エンジンで上位表示されている記事」=「ユーザーの知りたい情報が掲載されている記事」であることを覚えておきましょう。

潜在・顕在など多くのユーザーにアプローチできる

検索意図の重要性2つ目は、潜在層・顕在層など多くのユーザーにアプローチできる点です。検索意図を理解すると、これらのユーザーに対して、的確なアプローチが実現できます。

例えば、シルクのパジャマをECサイトで販売しているとします。「シルクパジャマ 通販」「シルクパジャマ おすすめ」のような、BUYクエリを狙ったコンテンツを作成すれば「商品を購入しようとしている顕在ユーザー」にアプローチできます。

一方「夜 寝れない」「夜 肌が痒い」などの、KNOWクエリを狙ったコンテンツを作成すれば「商品をまだ知らない潜在ユーザー」にアプローチできるでしょう。

検索意図の考え方

検索意図の考え方をご紹介します。検索意図を理解するために必要な考え方は下記3つです。

キーワードからターゲットを予測

検索意図を理解するためには、キーワードからターゲットを予測しましょう。例えば「ホームページ作成」というキーワードで考えると下記のようなターゲットであると予測できます。

  • ホームページを作成するか迷っている方
  • ホームページを作成したい方
  • ホームページ作成初心者

ターゲットが一番知りたい情報を考える

次に予測したターゲットが一番知りたい情報を考えます。「ホームページ作成」というキーワードであれば「ホームページの作り方」がターゲットの一番知りたい情報であると予測できます。

ターゲットが次に知りたい情報を予測する

ターゲットが一番知りたい情報が理解できたら、ターゲットが次に知りたい情報を予測します。同じく「ホームページ作成」というキーワードで「ホームページの作り方」がターゲットの一番知りたい情報であるとすれば次に知りたい情報は、下記内容だと予測できます。

  • ホームページ作成に便利なソフトやツール
  • ホームページ作成が依頼できる制作会社

ユーザーが次に知りたい情報が予測できれば、コンテンツの前半に「ホームページの作り方」後半に「ホームページ作成に便利なソフトやツール」または「ホームページ作成が依頼できる制作会社」を記載しましょう。これにより検索意図を理解したコンテンツが作成できるようになります。

検索意図を理解するための4つの方法

検索意図を理解するための4つの方法をご紹介します。下記4つの方法を実践すると、検索意図が理解しやすくなるので試してみましょう。

  • 上位表示サイトのコンテンツを確認
  • サジェストキーワードを分析
  • 共起語を分析
  • Q&Aサイトを参考にする

上位表示サイトのコンテンツを確認

上位表示サイトのコンテンツを確認すると、検索意図が理解しやすくなります。基本的に検索エンジンの上位に表示されているサイトは、検索意図を満たした記事であるためです。全ての記事のテキストを閲覧するのは大変なので、各記事の「見出し」をチェックするようにしましょう。

各項目の結論が見出しに書かれているので、見出しチェックだけでも、どんな内容の記事であるか把握できます。各上位表示サイトの見出しをリストにまとめて、ユーザーが「一番知りたい情報」「次に知りたい情報」を予測してみましょう。

サジェストキーワードを分析

Google

サジェストキーワード分析も検索意図を理解するのに有効な方法です。サジェストとは、Googleなどの検索エンジンにキーワードを入力すると表示される検索キーワード候補です。ただ検索候補が表示されるのではなく、Googleの場合、下記のような選定基準があります。

  • 地域・言語
  • トレンド
  • ユーザーの検索場所または言語
  • ユーザーの検索履歴

<参考サイト:Google のオートコンプリートの候補の仕組み|Google検索ヘルプ

メインキーワードと関連性の高いキーワードがサジェストとして表示されるので、こちらを上手くコンテンツに反映してみましょう。

共起語を分析

SERPsアナライザー

共起語分析も検索意図を理解するのに有効な方法です。共起語とは、特定のキーワードと同時に使われることが多いキーワードです。
例えば「ホームページ作成」であれば上記画像が共起語となります。共起語は特定のキーワードに対して頻繁に使用されているので、コンテンツの内容を理解するのに参考になります。さらに、検索エンジンは、文脈から内容を把握することが苦手なため、共起語を拾いあげながらコンテンツを理解します。そのため、共起語を多く含んだコンテンツを作成すると「有益な記事である」と判断されやすくなるメリットもあります。

Q&Aサイトを参考にする

Yahoo!知恵袋

Q&Aサイトを参考にすると検索意図を理解できます。Q&Aサイトとは「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」のようなサイトで、ユーザーの悩みが投稿されています。これから狙うキーワードでQ&Aサイトで検索して、ユーザーの悩みをいくつかピックアップすれば、検索意図を理解でき、オリジナルコンテンツ作成にも役立つでしょう。

検索意図を満たすコンテンツを作るための3つのコツ

検索意図を満たすコンテンツを作るための3つのコツをご紹介します。下記コツを実践して、検索エンジンの上位表示を獲得しましょう。

ペルソナを設定

検索意図を満たすコンテンツを作るためのコツ1つ目は、ペルソナの設定です。ペルソナとは、職業や家族構成や趣味など、特定の人物像を設定したものです。ターゲットは「20代」「男性」「東京在住」などの属性のみですが、ペルソナでは「25才」「男性」「東京都杉並区在住」「ホームページ制作会社勤務」「年収400万」など詳細に人物像を作成します。ペルソナを作成すると、誰に向けてのコンテンツなのかが明確になり、より検索意図が満たせるようになるので、設定しておくようにしましょう。
【関連記事】BtoB企業にペルソナ設定は必要?設定方法と注意点【ワークシート付】

コンテンツの差別化

検索意図を満たすコンテンツを作るためのコツ2つ目は、コンテンツの差別化です。コンテンツを作成するときは、競合サイトを参考にしますが、それだけでは自社コンテンツにオリジナリティは生まれません。コンテンツの差別化を図るには、下記のような方法が有効です。

  • テキストだけではなく画像も活用する
  • 独自の考察を記載する
  • 独自で調査した結果をコンテンツに反映する
  • 海外サイトを参考にして差別化を図る
  • 成功事例などの記載

検索意図を満たしながら、コンテンツの差別化が図れれば、よりユーザーにとって有益なコンテンツとなるでしょう。

Googleサーチコンソールで検索クエリを分析

Googleサーチコンソール

検索意図を満たすコンテンツを作るためのコツ3つ目は、Googleサーチコンソールの活用です。Googleサーチコンソールは、自社Webサイトの検索トラフィックを計測するツールのため、実際にどんなキーワードで流入できているかを確認することができます。

Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」→「検索結果」を選択すると、検索エンジンへの表示回数やトラフィックが確認できます。コンテンツを作成して、ユーザーからのアクセスがあった場合、Googleサーチコンソールにて自社が狙っているキーワードで流入できているか確認するようにしましょう。意図しないキーワードからの流入が多い場合、コンバージョンにつながらないリスクがあるため、検索意図の見直しが必要と判断できます。

検索意図を理解するのに便利な無料ツール5選

最後に、検索意図を理解するのに便利な無料ツール5選を紹介します。下記ツールを活用して、検索意図を満たしたコンテンツを作成してみましょう。

ラッコキーワード

ラッコキーワード

ラッコキーワードは無料でサジェストが取得できるツールです。検索エンジンの「Google」「Bing」「Youtube」等のサジェストをリサーチできます。サジェスト以外にも「Q&Aサイト」「共起語」「見出し」などを一括で取得できるため、検索意図を把握するためのほとんどの機能を搭載しています。

共起語検索ツール

共起語検索ツール

共起語検索ツールは、サクラサクラボが提供する共起語ツールです。Googleだけではなく、Yahoo!JAPANの共起語を取得できるのが特徴となっています。利用には会員登録(無料)が必要です。

ezorisu-seo

ezorisu-seo

ezorisu-seoは、評価されるコンテンツがわかるSEOツールです。メインキーワードを入力すると「タイトル」や「コンテンツ」に入れるべきキーワードのアドバイスがもらえます。また、コンテンツの文字数についてのアドバイスももらえるので、コンテンツ作成初心者にはおすすめのツールです。

XMind

XMind

Mindは、マインドマップを作成するためのツールです。リサーチしたサジェストなどをマインドマップに可視化することで、より検索意図が理解しやすくなります。Mindは、初心者でも扱いやすいようにテンプレートが用意されており、機能制限付きではありますが、フリー版もあるので活用してみましょう。

GRC

GRC

引用元:GRC

GRCは作成したコンテンツの検索順位をチェックするツールです。無料で20のキーワードまでキーワードの掲載順位が確認できます。また、チェックしたデータはPDFで出力できるので、社内でデータを共有したいときにも最適なツールです。

読まれるコンテンツは検索意図の理解から

検索エンジンに入力した目的を指す検索意図についてご紹介しました。検索意図を満たしたコンテンツは、ユーザーから求められている情報を集約した有益なコンテンツとなりやすく、検索結果の上位表示も期待できます。今回ご紹介した「上位表示サイトのコンテンツを確認」「ジェストキーワード分析」「共起語分析」「Q&Aサイトを参考にする」などをおこないながら、ぜひユーザーニーズにマッチしたコンテンツを作成してみてください。

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この記事の著者
ケン

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大手採用メディア運営企業にてWebコンテンツ制作に約10年携わった経験をもつコンテンツディレクター兼ライター。これまでの経験を活かし、有益なWebマーケティングに関する情報を発信していきます。

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