コロナ時代の影響はSNSにも?2020年12月20日にInstagramの利用規約が改訂に。

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コロナ時代の影響はSNSにも?2020年12月20日にInstagramの利用規約が改訂に。

りょーちん

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コロナ時代の影響はSNSにも?2020年12月20日にInstagramの利用規約が改訂に。

ジーピーオンラインでプロデューサーをしているりょーちんです!
新型コロナウィルスの影響もありリアルに人々が集まれない中、今やユーザーとのコミュニケーションで絶大な力を誇るSNS。とりわけ若い世代に人気のInstagramはイベントやキャンペーンで活用する企業も多いかと思います。
そんなInstagramですが、2020年12月20日に利用規約が改訂となりました。ユーザーに大きな影響はないように見えても、企業によっては知らないと大変なことに・・・
今回は規約改訂のポイントと対策についてお話します。

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2020年12月20日の改訂をカンタンにご紹介

そもそもなぜ、このタイミングでInstagramの利用規約を改訂するかですが、コミュニティガイドラインでは以下のように述べています。

新型コロナウイルス感染症: コミュニティガイドラインの改訂とセキュリティ保護
世界中の人々が、前例のない公衆衛生での緊急事態に直面しています。このため弊社では、コミュニティガイドラインで、新型コロナウイルス感染症に関連した有害なコンテンツや新たな不正利用からユーザーを守るよう尽力しています。弊社は、現実世界での危害を助長する恐れのあるコンテンツを削除するように取り組んでいます。これには、危害を加えるための計画、医療用マスクと関連商品の販売、ヘイトスピーチ、いじめや嫌がらせ、差し迫った暴力または身体的危害のリスクにつながる偽情報を禁止するポリシーを通じた取り組みが含まれます。状況の変化に対応しつつ、弊社は今後もプラットフォームのコンテンツの確認、発言の動向の検証、専門家との連携を続けていきます。このような緊急事態の中、弊社コミュニティの皆さまの安全を守るために、ポリシーに関する指針を適宜追加します。

これはこの未曾有の状況の中、自粛警察や自殺を仄めかす投稿、マスクを中心とした必要な物品の転売などSNSに関連する暗い出来事が増えている状況に対して、改めてユーザー同士を尊重し、敬意を払って利用して欲しいとInstagramからのメッセージが込められています。
そのため改訂内容はカンタンにまとめると、

・写真や動画は、自分で撮ったか、共有する権利を得ているもののみをシェアしてください。
・多様なオーディエンスに配慮した写真と動画を投稿してください。
・有意義で心のこもったやり取りを大切にしてください。
・法に従いましょう。
・Instagramコミュニティの他のメンバーを尊重しましょう。
・利用者同士が支え合う環境を大切にし、自傷行為を美化するような投稿は避けてください。
・報道の対象となるような出来事について投稿するときは、慎重におこなってください。

 

などといったInstagramの健全性、安全性に関する内容となります。
これだけだと実際にInstagramを活用している企業にとってどんな影響があるのかあまり伝わらないかと思いますので、今回は具体的な例を元に解説していきます。

規約が変わってどんな影響があるの?

Instagramを中心としたSNSではこれまでさまざまなキャンペーンがおこなわれてきましたが、リアルでのイベントが難しい昨今で特に注目され、多くなっているのが「インセンティブ付きキャンペーン」と呼ばれるユーザーのSNS上でのアクション(行動・操作)に報酬を伴うキャンペーン形式です。

(インセンティブ付きキャンペーンの例)
「フォロー&いいねしてくれた方の中から抽選で10名様に商品をプレゼント!」
「フォロー&ハッシュタグをつけて投稿でプレゼントがもらえるチャンス!」

多くのユーザーに認知・拡散してもらえるキャンペーン形式のため実際にSNS上で見かけたことのある方も多いのではないでしょうか?しかしながら今回の改訂内容の中に

Instrgam規約

とある通り、上記のようなユーザーにアクションを促し、企業がインセンティブを渡すことは2020年12月20日以降はなんと規約違反=禁止対象になってしまう可能性があるのです。これがおそらく今回の目玉となる規約改訂で、これはFacebookにも適用されます。

企業のSNSキャンペーンにも影響が?

「今まさにキャンペーン開始直前で準備をしている。」
「これからキャンペーンを企画する予定だった。」

Instagramは企業とユーザーをつなぐ上でも今や重要なプラットフォーム。そんな企業の担当者さまも多いかと思いますが、落ち着いて今回の規約改訂に対応しましょう。

今後に実施予定のキャンペーンへの対応

企画中のキャンペーンは、規約改定に合わせて正しく見直しが必要です。大きく2つの方法がありますのでそれぞれ解説していきたいと思います。

方法.1:アクションではなく、内容を評価するキャンペーンにする

1つ目はキャンペーンの評価ポイントを見直す方法です。「イイね・フォロー・投稿などのアクション」に対して対価を設ける場合は規約違反の対象となってしまうので、純粋に「投稿やコメントの内容」を評価し、そこに対価を設けるキャンペーンに変更しましょう。

(例)
「◯◯ドリンクの思い出を#タグ◯◯ドリンクをつけて投稿してくれた方に商品プレゼント!」
「◯◯にまつわる素敵な思い出をコメントしてくれた方に商品プレゼント!」

インセンティブ自体は禁止されてませんので、この場合は新しい規約に抵触せずインセンティブキャンペーンを実施できる可能性があります。参加ハードルは上がってしまいますが、一方で参加ユーザーの熱量が高くなることが期待されます。
これまで以上に純度の高いユーザーのアクションによってPRをおこなうことを狙ってみてはいかがでしょうか?

方法.2:Instagramの外でアクションを促す

2つ目はInstagram上では情報発信のみに留め、Twitterやサイト上でユーザーのアクションに対してインセンティブ付きキャンペーンを実施する方法です。これは現状、Twitterやサイト上でのアクション〜インセンティブを制限する規約はない点とInstagramやFacebookで他プラットフォームのキャンペーン紹介をおこなう制限がない点を利用した考え方です。
※Twitterはフォロー&いいね!に関する制限はないですが、RTの繰り返しを促す行為はNGです。

Instagramのユーザー層に向けてストリーズ広告、タイムライン広告がどうしても使いたい場合はこちらも検討してみてください。

なお、残念ながらどちらの方法も最終的な判断はFacebook社に委ねられているのでキャンペーン実施時のアカウント凍結回避を保証するものではありません。
キャンペーンサイト制作のコツを知りたい方はこちらもお読みください。
【関連記事】【キャンペーンサイト制作】ユーザーからの参加を引き出すコツとは?

まとめ SNSを使ったキャンペーン・マーケティングについて是非お問合せください

今回はInstagramを中心にご紹介しましたが、SNSは時代やユーザーに合わせて常に変化していくことが特徴です。しっかりとその時々で変化に対応し、ユーザーへの最良なプロモーションを目指して企業SNSを活用しましょう。
ジーピーオンライングループでは大手企業さまのSNSキャンペーン・マーケティングを数多く実施しております。是非お気軽にお問合せください。

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