コーポレートサイトをリニューアルするべき理由と進め方を詳しく解説

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コーポレートサイトをリニューアルするべき理由と進め方を詳しく解説

こんにちは、ジーピーオンラインのわかこです!

コーポレートサイトのリニューアルとは、企業の公式ホームページの内容やデザインを新しくすることです。見た目だけでなく、集客や販促、企業情報など、経営課題の改善や事業戦略の構築に役立つリニューアルを意味します。
この記事では、コーポレートサイトのリニューアルの検討から実行、公開後までの流れを詳しく解説します。自社のホームページを更新する際に、参考にしてください。

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コーポレートサイトとは?

コーポレートサイトとは公式ホームページを指し、主に「会社概要」「サービス紹介」「IR情報」「プレスリリース」などの企業情報を掲載しています。企業概要は、インターネットで調べるのが一般的であるため、プロフィール情報は最低限網羅しておかなければなりません。もちろん新商品発表や、ブランドイメージなどを伝える手段にもなります。

コーポレートサイトのリニューアルが必要になる理由

ここでは、なぜコーポレートサイトのリニューアルが必要なのかを解説します。

デザインが古く感じられる

ファッションや建築物などと同じように、Webサイトのデザインにも移り変わりがあります。通信速度の向上により、より多くの画像や動画の閲覧ができるようになり、テキストだけのコーポレートサイトは、古めかしく感じられます。また、スマートフォンやタブレットで、見やすく表示されるサイトづくりも必要です。さまざまな変化に伴って、一般的には数年から5年ほどで、デザインを更新するのがよいとされています

機能性が低下した

コーポレートサイトは、ブラウザで閲覧します。各ブラウザは、バージョンアップを繰り返しているため、サイトが古いままでは、正常に表示されない場合があります。たとえば最近では、動画に「FLASH」を使っているサイトは、最新のブラウザやスマートフォンでは、正しく再生されないという問題があります。

構成が複雑化している

コンテンツの追加や更新を何度もおこなうと、サイトの構造が複雑になります。サイトをつくりこみすぎる企業に、よくある失敗例といえるでしょう。リンクが多すぎたり、階層が深すぎたりすると、閲覧者が情報を見つけにくくなり、離脱率が高くなってしまいます。このようなコーポレートサイトは、設計段階からのリニューアルが必要です。

サイトへのアクセス数が減少

サイトへのアクセス数が減少した場合も、コーポレートサイトのリニューアルを検討するべきです。古いサイトは、スマートフォンやタブレットのユーザビリティに対応していないため、情報が見つけづらくなります。また、資料請求や問い合わせフォームが古いまま放置されていると、信頼感や新鮮味が薄れて、アクセスが伸び悩むケースがあります

重くて表示に時間がかかる

サイトの読み込み時間は、1秒から3秒に落ちるだけでユーザーの閲覧に影響を及ぼします。待ちきれず離脱するユーザーが増えるため、重くて表示に何秒もかかっている場合は機会損失を防ぐためにもリニューアルをおこないましょう。ローディングアニメーションを付けるなどの体感速度を下げる方法もありますが、表示速度はサイトの評価にも強く関係しているため、根本的な改善をすべき点となります。
【関連記事】Webサイトが重い原因と表示速度改善法!これでサイトは軽くなる

スマートフォンへの対応が遅れている

スマートフォンでの閲覧者が年々増加しているため、スマートフォンの表示への対応は必須といえるでしょう。文字や画像が小さく表示されて見づらかったり、表示に時間がかかったりすると、ユーザーの離脱やアクセス減少を招きます。

さらに、Googleはスマートフォン対応を評価して検索表示順位を決めると発表し、2021年5月には「Core Web Vitals」というユーザー体験に関する指標がGoogle検索のランキング要因として組み込まれました。この指標には前述の表示速度と併せて、スマートフォンで閲覧しやすいかどうかも含まれています。したがって、SEOの観点からもモバイルフレンドリーなサイト作りは必ずしておくべきです。
【関連記事】UXの新指標Core Web Vitals(コアウェブバイタルズ)とは?計測方法から改善方法まで徹底解説

コーポレートサイトリニューアルのポイント:現状分析

コーポレートサイトの現状分析

コーポレートサイトが、どの程度のリニューアルを必要としているのかを判断するには、どうしたらよいのでしょうか。ポイントを解説します。

アクセス状況を調べる

問題や課題を明確にするために、分析ツールを使うのが有効です。たとえばGoogleアナリティクスを活用すると、サイトのページごとに、アクセス数やユーザー属性などの傾向を分析できます。また、GoogleSearchConsoleを使えば、改善点の提案や、どの検索ワードでコーポレートサイトを訪れたのか、検索結果にどのように表示されているかなどを知ることができます。
Googleアナリティクスの使い方についてはこちらの記事をお読みください。
【関連記事】Googleアナリティクスの使い方を解説!導入手順と基本設定

競合サイトとの比較

競合サイトの構成や、コンテンツを見ることも重要です。コンテンツの充実度やサイトの見やすさ、デザインのトーンなどを、自社と比較しましょう。自社サイトの課題や、問題点をクリアしている項目があれば、取り入れてみるのもよい方法です。そのうえで差別化を図ったり、競合サイトが満たしていないユーザーのニーズをくみ取ったりするなどの工夫をします。

課題を把握する

自社が抱える課題や問題点の観点から、現状分析をおこなうことが重要です。なぜリニューアルが必要なのか、課題を明確にして分析すると、具体的な改善策を見つけやすくなります。たとえば、サイト構成をシンプルにするなど、リニューアル案を絞り込むことで、リニューアルの方法や範囲を明確にできるでしょう。

コーポレートサイトリニューアルのポイント:目標設定

ここではリニューアルの目標を設定する際に、押さえておきたいポイントを解説します。

ペルソナの設定

ペルソナとは、コーポレートサイトを閲覧する人の具体的な人物像を指します。ユーザーニーズを絞り込むために、年齢性別などの属性や検索意図、流入経路などの行動を決めるのが、「ペルソナの設定」です。コンテンツ選びやデザイン決定の基準になるため、狭すぎず広すぎない設定にするのがポイントです。
ペルソナ設定についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【関連記事】BtoB企業のペルソナ設定は必要?設定方法と注意点を徹底解説【ワークシート付】

目的を明確にする

何を目標とするかによって、リニューアル方法は変わります。ここでは集客や採用など、コーポレートサイト運用の代表的な目的と、リニューアル法を解説します。

例)集客をしたい

集客目的の場合は、コーポレートサイトの商品紹介や問い合わせ、資料請求、ダウンロードページへのアクセス数を増やさなければなりません。そのためにはSEOで検索順位を上げる対策が重要です。また、広告だけでなく、ユーザーニーズを満たすコンテンツを充実させることも大切です。

例)更新しやすいサイトにしたい

ホームページに携わる工数を減らしたい場合は、専門知識がなくてもコーポレートサイトを更新、管理できるシステムにしましょう。具体的には、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入して、コンテンツ公開やレイアウト変更を効率的におこなうなどの方法があります。

例)採用に重点をおきたい

採用や求人情報のページへのアクセス数増加を目標にする場合は、これらのページを重点的にリニューアルしましょう。魅力的なデザインに変えたり、求職者が求めるコンテンツや情報を増やしたりするなどの工夫をします。

コーポレートサイトの目的がうまく決められないという方は、こちらの記事をお読みください。
【関連記事】コーポレートサイトの目的|掲載するべき内容やメリットについて紹介

経営の視点から考える

経営者の視点で、コーポレートサイトの役割を検討することも重要です。コーポレートサイトには、企業戦略やビジョンを発信したり、課題解決の方法を社内外に伝えたりする役割もあります。取引先や顧客との関係づくりや、従業員との目標共有など、自社の事業におけるホームページの役割を理解ながら目標を決めましょう。

コーポレートサイトリニューアルのポイント:サイト制作

サイト制作

ここでは、コンテンツの内容やサイト構成、デザインなど、コーポレートサイト制作のポイントを解説します。

コンテンツの策定

リニューアルする際には、デザインを優先しがちですが、ユーザーにとって最も重要なのはコンテンツです。ニーズが高い情報を網羅するために、コンテンツを充実させましょう。ただし、情報を見つけやすくするには、多からず少なからずという量に調整することも必要です。

サイトマップとワイヤーフレームの作成

サイトの設計段階では、サイト全体の構成をまとめた「サイトマップ」を作成します。サイト構成を複雑にせず、必要な内容を網羅するためにも、コンテンツ制作の前に、サイトマップで検討を重ねましょう
また、タイトル・記事本文・広告など、各ページの配置構成を示す、ワイヤーフレームも必要です。ワイヤーフレームは、閲覧者の見やすさやデザイン性、広告の訴求力などを考えて決めます。
サイトマップについてはこちらの記事で紹介しています。
【関連記事】サイトマップとは?作り方からツール紹介までプロが解説します!

デザイン制作

デザイン制作におけるチェックポイントは、「目的に合ったデザインになっているか」「ユーザーにとって使いやすいデザインになっているか」の2点です。たとえば、ブランディング目的のアパレル企業と、宿泊予約がメインのホテルのコーポレートサイトでは、デザイン制作の方向性は、まったく異なります。デザイン制作においても、企業の目標とユーザーニーズのバランスを考えることが重要です。

コーポレートサイトリニューアルのポイント:公開後の運用

ここでは、コーポレートサイトをリニューアルした後の、運用のポイントを解説します。

効果測定

リニューアルの目的が、どの程度まで達成できているかを定量的に分析します。具体的には、Googleアナリティクスを用いて、コーポレートサイトへのアクセス数や資料のダウンロード数を調べます。また、検索順位チェックツールGRCで、SEOをおこなった検索キーワードの検索順位を確認します。
Googleアナリティクスを使ったアクセス解析は以下でご紹介しています。
【関連記事】ホームページのアクセス解析で分かることとは?Googleアナリティクス導入のすすめ

ソーシャルメディアでの告知

Facebook、Twitter、Instagramなどの自社アカウントで、商品紹介やコンテンツの記事、キャンペーン情報などを配信することは、コーポレートサイトへのアクセス数アップに欠かせません。SNSは拡散力が大きいため、想定以上の効果も期待できます。

プレスリリースの出稿

コーポレートサイトのリニューアルを、広く知らせることも重要です。リニューアル直後は、実店舗のリニューアルオープン直後と同じで、成果を上げやすいタイミングです。サイト更新の理由やコンセプト、今後の展望などをしっかりとアピールしましょう。

定期的に更新をする

自社のファンや定期閲覧者を増やすためには、コンテンツを追加し続けることが必要です。また、更新間隔が空きすぎると情報の信頼性が落ち、サイト全体の活気がなくなります。新商品やサービスの発表、メディア掲載情報、長期休暇のお知らせなどを、頻繁に更新しましょう。

コーポレートサイトリニューアルの注意点

コーポレートサイトをリニューアルする際に、気をつけたいことを解説します。

制作業者を変更する場合

サイト制作を外注している場合、コーポレートサイトのソースコードや画像・動画、テキストなどの著作権を確認しましょう。権利や使用期限があり、自社や他の業者が引き継げないケースがあるからです。旧制作業者に事前に確認することでトラブルを回避できます。

ドメイン変更を伴う場合

ここでは、ドメイン変更を伴うサイトのリニューアルで、気をつけたいことを解説します。

サイト内リンクや紙媒体

ドメインが変わると、サイト内の記事のリンクや、紙媒体から旧ドメインにアクセスしたときに、「ページが見つからない」と表示されます。名刺・パンフレット・資料・チラシなど、ホームページのURLを記載している紙媒体は、すべて刷新しましょう。電子メール内などで使われることもあるため、従業員への周知も徹底します。

SEO対策

旧ドメインから新ドメインへのWebサイトの転送処理を、リダイレクトといいます。リダイレクトはサイト内リンクや、紙媒体すべてを更新できない場合に便利ですが、SEOの効果を引き継げる点もメリットです。
ただし、これは検索エンジンが、同一サイトであると判定した場合です。効果測定などで引き継げているかを、チェックしておきましょう。運用期間が短いドメインほど、検索順位判定で低評価になりやすいため、注意が必要です。
「リダイレクト」を詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
【関連記事】Web担当者になったら知っておきたいリダイレクトの知識

コーポレートサイトリニューアルのまとめ

企業のホームページの内容やデザインを更新するのが、コーポレートサイトのリニューアルです。デザインやサイト設計などを、数年~5年ごとに改善することで、見た目にも実用的にも優良なコーポレートサイトであり続けられます。

ジーピーオンラインは、IT黎明期から大企業のWeb施策を通じて、独自のワークフローを構築してきました。コーポレートサイト制作にも強みがあり、キャンペーンや採用サイト、ブランドサイトなど、Web制作全般をプロデュースしています。企画提案からデザイン、システム開発までワンストップで依頼したい場合も、ぜひご相談ください。

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Webマーケティングの領域で数年間活動。アクセス解析やSEOが得意です。

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